2020-01-01から1年間の記事一覧

■寅さんぽ 諏訪を歩く

●諏訪湖 ワカサギ釣りの名所である諏訪湖にはとこで釣り名人の佐々木と行ってきました。近年では温暖化の影響で氷が貼りませんが、2月には湖に氷が貼る事もしばしばあるとか。ワカサギは2人で40匹ほど釣れました! 冬期に諏訪湖の湖面が全面氷結し、氷の厚さ…

■没後50年 三島由紀夫と戦争体験

戦争体験というものが必ずしも、戦闘の前面に出て人を殺したり、幾つもの死体を見てきた事だけを意味するものではない。三島が述べているように俺の方が多くのの死体を見たとか、俺の方が貧しい生活を送ってきたなどの一面だけを切り出して議論することはナ…

■河岸段丘の形成要因と多摩川が生み出した地形

■河岸段丘の形成要因と多摩川が生み出した地形 ○河岸段丘とは 河岸段丘は河川の浸食作用や土地の隆起によって形成される地形で、平坦な部分を段丘面、傾斜部分を段丘崖と呼ぶ。段丘面では地下水面が低く、段丘崖では湧水が出ることが多い。今回は多摩川がつ…

■箱庭療法と日本の伝統・文化

■箱庭療法実践と日本の伝統・文化教育の教材開発研究 教育心理学の一環で、箱庭療法は当初、主に特別支援教育や子ども用のセラピーとしてユング研究所の河合隼雄によって日本で発展してきた。複雑な概念や言語構成の発達が未熟な児童に対して箱庭を用いる事…

■戦後保守と戦争体験に対する考え方

●戦後保守とは何か 戦後保守政治を定義すると抽象的で想像の域を出ることはないが以下のような特徴を有していると言える。 ・自由で開放的な国際協調主義、平和主義を掲げて、国力にあった日米同盟基軸の外交と防衛を重視する政治。 ・前の世代から次の世代…

■「はだしのゲン」は終わらない

今、自分の少年期を振り返ると多摩地域特有の学校環境で、担任の先生も司書の先生も熱心に平和教育をやってくれた。小学生の時、休み時間に図書室に通って読んだ「はだしのゲン」の衝撃は忘れられない。あの10巻の漫画の中には、原爆の惨状だけでなく、「国…

■古代中国の儒教精神と「孝」の再考

●親孝行、敬老の精神を学校で教えるべきか ・古代中国の儒教精神と「孝」の再考 儒教では理想的精神である「仁」とは「礼」に従うことであり、かつ「仁」を広く社会に おいて実現させる手段であると孔子は答えている。そして、具体的には「礼」を一…

■『一つの花』の教材開発研究

●『一つの花』の教材開発研究 今回、学芸大学の国語科所属院生と協同で、初等教育における平和教育教材開発を行いました。今回は今西佑行さんの『一つの花』を教材にして、近代文学の語り手に着目した読みを通して言語表現を分析し、平和意識を育むことがで…

■日本型福祉レジームとは何か

●日本型社会福祉レジームの限界 日本の社会保障制度は実に特異である。エスピン・アンデルセンが指摘する先進福祉国家 の3類型(イギリス、アメリカをはじめとする個人や家族の自助努力を重んじる自由主義レ ジーム、大陸欧州を中心とする…

■ポスト安倍の行くへ

一年後に迫る自民党総裁選に向けて党内の政局が慌ただしくなっている。安倍4選が囁かれる中で、政権の支持率が落ち込みポスト安倍レースが白熱してきた。今回はポスト安倍、ポスト安倍の次を見越した自民党内の政局について分析していく。 ●平時の岸田文雄、…

■2020都知事選考

まず、今回の都知事選は小池の一本勝ちという結果に終わるだろう。コロナ対策及び危機対応時における、現職候補の落選の可能性は極めて低い。また、与党の自民党、公明党が候補者、公認を出さずに自主投票を決定している。前回の都知事選での恨み節がある自…

■沖縄慰霊の日

●沖縄戦に対する本土の認識不足 四年前に高校時代の野球部の先輩と沖縄を訪れた。初日の夕方、先輩達は沖縄の忠霊塔のある公園に車を止めて肝試しをやると言い出した。私は沖縄戦の犠牲者の前で、そのような敬意を失した行為はできないと思って先輩にたてつ…

■選択的夫婦別姓について

稲田朋美が次を見越してシフトを大衆に広げている。これに対して自民党内に新たな保守勉強会が立ち上がった。稲田のリベラル化で顕著なのが選択的夫婦別姓容認である。僕は選択的夫婦別姓には断固反対。もし、別姓が導入され、別姓世代が数代にわたって…

■ドイツの政治教育を問う

●なぜドイツなのか 社会的争点から考える政治教育 近藤孝弘『ドイツの政治教育』岩波書店、2005 現実の政治を理解し、批判し、参加する能力を市民が身につけることは民主主義社会の 形成には欠かすことのできない基礎であり、そのために市民は教…

■ベルリン陥落にみるナチスの優生思想

映画『ヒトラー最期の12日』は第三帝国の崩壊をベルリン市街戦と地下壕の生活を中心に扱っている。ヒトラーの秘書を務めたユンゲの証言を元にしたナチス中枢の末期を描く作品である。 ●ナチズムの優生思想 この映画はナチスドイツのファシズムと優生思想の拡…

■宏池会政権は成し得るか

大平先生はじめ宏池会OBは今の安倍政権をどんな気持ちで見ているのだろうか。政権発足からとどまる事を知らない財政支出に安保関連法。。 皮肉な事だが古賀先生と野中さんが安倍にフリーハンドな政治を与えてしまった。二人の最大の功績は公明党の抱き込みと…

■北朝鮮拉致問題について

先日、拉致家族会の横田滋さんが亡くなられた。安倍政権の元で北朝鮮との拉致問題は硬直状態が続いている。拉致問題は既に1980年代から政治問題となっていた事を考えると余りに遅きに失したと言わざるおえない。もともと1980年代から90年代初頭まで日本での…

■安倍政権の恣意的な人事介入には反対

安倍政権の恣意的な人事介入は今に始まった事ではない。憲法解釈の変更を断行した際にも内閣人事局長官の首をすげ替えた。この長期政権の特徴の一つは人事というカードにあると考える。「内閣人事局」の設置は明治維新以来の官僚制国家の我が国の体質を大き…

■憲法と教育と民主主義

今日は憲法記念日です。戦後の日本の歩みを振り返り、我が国の憲法に敬意を示したいと思います。日本人として私は日本国憲法を誇りに思うと同時に、後世にも我が国の憲法の理念を守り育てて欲しいと願っています。 ●戦後の「昭和という時代」 日本の民主主義…

■ 汗をかかない民主主義

●汗をかかない民主主義 近年の世論調査では、日本人の民主主義に対する信頼度は諸先進国と比較しても高く、日本国民に民主主義という理念は相当根強く浸透していることがわかる。一方で、日本国民が不信感を持っているものとして①政治のアクターとしての政党…

■私の青春ノート

●加藤周一と青春ノート もう青春とも言えない私が「青春ノート」と題打って文章を書くのは、偉大なる加藤周一 さんが東大医学部時代に付けていた日記である「青春ノート」にあやかってのことでありま す。加藤の青春ノートは彼の死後立命館大学で…

■「この国のかたち」を追い求めて

●「この国のかたち」を見つける備忘録として 歴史とは不思議なものでこれだけ人類の科学技術が進歩したところで時間を戻し、歴史を遡る事はできません。よって流れ行く歴史の中の事象を文字として残しておかなければそれは歴史の中に埋没し消え去ってしまい…

■寅さんぽ 愛媛県砥部町

都留文科大学の同窓で松山の友人に連れられて砥部焼の窯元を訪れました。砥部焼は江戸時代には淀川の船上で飯炊きの食器として「くらわんか茶碗」とも呼ばれており丈夫な作りと優美な肌触りで庶民に愛されてきた陶磁器です。 そもそも陶磁器とは陶器と磁器の…

■わたしは光をにぎっている

新宿の劇場でずっと気になっていた東京の下町、葛飾区の京成立石を舞台にした「わたしは光をにぎっている」を見てきました。 田舎から東京の下町に上京してきた内気な女の子が銭湯で働きながら成長していく物語です。そこには下町の人が生き付き独特のネット…