■『一つの花』の教材開発研究

●『一つの花』の教材開発研究

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今回、学芸大学の国語科所属院生と協同で、初等教育における平和教育教材開発を行いました。今回は今西佑行さんの『一つの花』を教材にして、近代文学の語り手に着目した読みを通して言語表現を分析し、平和意識を育むことができる教材開発を行いました。

 

本来、平和教育は学校教育活動全体を通して学習を進めていくテーマです。社会科教育だけでなく、国語科、総合的な学習の時間、道徳学習、図工、音楽など教科横断的な平和教育のカリキュラム構築が可能であると考えています。また、今回は小学校四年生の国語科の教科書教材の『一つの花』で有名な今西佑行さんの戦争児童文学作品を分析しました。今西文学の特徴として、生まれながらにして戦争という、負の遺産を背負わされた戦後の子ども(人間)の生き方を描いている。ex『ヒロシマの唄』

戦争中にこの世には存在しない、または物心ない子ども達にも大平洋戦争は大きな傷を背負わせている。これは公害問題でもしかり、胎児性水俣病と同じ構図であり、真に戦争被害及び、戦争責任が「戦後レジームからの脱却」という言葉で区切られ、終わりということにはならないと考える。

 

『一つの花』指導案

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