■私の青春ノート

●加藤周一と青春ノート もう青春とも言えない私が「青春ノート」と題打って文章を書くのは、偉大なる加藤周一 さんが東大医学部時代に付けていた日記である「青春ノート」にあやかってのことでありま す。加藤の青春ノートは彼の死後立命館大学で…

■「この国のかたち」を追い求めて

●「この国のかたち」を見つける備忘録として 歴史とは不思議なものでこれだけ人類の科学技術が進歩したところで時間を戻し、歴史を遡る事はできません。よって流れ行く歴史の中の事象を文字として残しておかなければそれは歴史の中に埋没し消え去ってしまい…

■寅さんぽ 愛媛県砥部町

都留文科大学の同窓で松山の友人に連れられて砥部焼の窯元を訪れました。砥部焼は江戸時代には淀川の船上で飯炊きの食器として「くらわんか茶碗」とも呼ばれており丈夫な作りと優美な肌触りで庶民に愛されてきた陶磁器です。 そもそも陶磁器とは陶器と磁器の…

■わたしは光をにぎっている

新宿の劇場でずっと気になっていた東京の下町、葛飾区の京成立石を舞台にした「わたしは光をにぎっている」を見てきました。 田舎から東京の下町に上京してきた内気な女の子が銭湯で働きながら成長していく物語です。そこには下町の人が生き付き独特のネット…

■尊厳ある介護と教育について

・尊厳ある介護と教育ついて 人は誰でも老いていつかは他人のお世話になる時がくる。それは若い時にいくら大金持ちでも、社会的に出世した人でも、誰かの介護が必要になる時がくる。老いて介護されるということはどういうことか。自分の好きなものが食べれな…

■教育 農が子どもを育てる(農業教育実践)

●山の小学校ほうとう煮会 ・農が子どもを育てる 都市化の進展とともに子どもたちが土に触れる機会が激減している。土から隔離される子どもたちは都市の物理的要因だけでなく家庭の意識に大きく行動規範を制約される。今回は学校の畑で作った里芋やさつまいも…

■教育・敬老の心を育てる道徳教育

●『だいじょうぶ だいじょうぶ』を題材に考える親孝行のこころ。 ・日本の核家族化と子どもたち 近年、核家族化が進み、親と子どもという二世代家族の形が日本の主流を占めている。これまでは長男以外の次男、三男が新屋に出て核家族化することはあったが現…

■教育・地域の教育力を取り戻す

●昭和の下町が伝えるもの ・地域社会の教育的視点 かつての日本の子育ては仕事と家庭の垣根が低かったことから子どもは親や親戚、家族を身近に感じて生活してきた。親が子どもと関わる時間も長く、仕事も地域に根ざしていたため地域の繋がりは密接であった。…